無料脱出ゲーム「ウセモノターミナル」をプレイしたのでレビューしていきたいと思います。
このゲームは人が無くしてしまった「なくしもの」を題材にした脱出ゲームです。
脱出ゲーム「ウセモノターミナル」
あらすじ
――ウセモノターミナルは「なくしもの」たちの終着駅。
何らかの理由で持ち主の手から離れてしまった「なくしもの」。
その「なくしもの」を持ち主が探している時、「なくしもの」はこの駅にたどり着きます。
「なくしもの」は自分がもともと何だったのかを忘れてしまっています。自分が何者かわからないから、帰るべき場所もわからない。
持ち主のもとへと帰るために必要なのは、自分の本当の姿と持ち主の名前を思い出すことです。
「なくしもの」たちの本当の姿と持ち主の名前を思い出せるように手伝い、持ち主の元へ帰るための切符を発行して渡してあげましょう。
ゲームの特徴
このゲームでは「なくしもの」たちは人の姿で描かれています。いわゆる擬人化作品です。
登場する「なくしもの」は全部で4組。それぞれの「なくしもの」に2ステージずつ用意されていて、全部で8ステージ。前半では「名前」を、後半では「帰る場所」を探します。
第1ステージと第2ステージは「少女」
第3ステージと第4ステージは「女性と2人の子ども」
第5ステージと第6ステージは「少年」
第7ステージと第8ステージは「女性(第8ステージからは男性も)」
名前と帰る場所を思い出すことができたら、持ち主の元へ帰るための切符を発行することができるようになります。この切符を渡すことができたらステージクリアです。
クリア後には複数のイラストを使って表現される「なくしもの」と持ち主のその後を垣間見ることができます。
最後の「なくしもの」はラストに選択肢が現れ、切符を使って帰るか、切符を使わずに駅を終着駅とするかを選ぶことができます。どちらを選ぶかによってエンディングが変化します。
感想
この作品はオムニバス形式で、「なくしもの」それぞれの物語を楽しむことができました。
1つ1つの物語は短めではあるけれど、短いストーリーの中にそれぞれの思い出が描かれていて、エンディングを迎えるたびになんとも言えない余韻がありました。
エンディングはイラストで表現されていて、言葉による描写はなかったのですが……むしろそれが良かったなぁと。温かみのあるイラストで描かれる「なくしもの」と持ち主のエピソードは、とてもほっこりとした気持ちで見ることができました。
どのストーリーも大好きなのですが、個人的には3番目の「少年」とラストの「女性」の物語がものすごく好みでした。
ラストの女性のエンディングは2つあるのですが、どちらも素晴らしかったです。どっちを選んでもトゥルーエンドだ……!
持ち主の元に帰る選択と、持ち主の元に帰らず終わりを迎えるという選択。
「なくしもの」がなぜその結末を選んだのか、気になった方は良ければプレイしてみてください。うるっときます……(´;ω;`)ウッ…
私は普段からよく物をなくしてしまうのですが、この駅が本当に存在していたらもしかしてたどり着いているのでは……なんて思いながらプレイしていました。ゲームの中では、駅にたどりついた「なくしもの」はどこか不安そうな表情を見せる場面もあり……もっと物を大事にしようと思わせてくれるゲームです(´;ω;`)ウッ…
クリア後はタイトル画面も変化します。プレイ後の楽しみの一つですね(´・ω・`)
プレイ時間は大体40分ほどでした。難易度はやや低めで、物語を進めやすかったです。(少年のステージのお弁当ギミックでちょっとつまずいたのは秘密です)
こんな人にオススメ
- ほっこりする物語が好き
- 優しめの脱出ゲームがやりたい
- ノスタルジックな雰囲気が好き
終わりに
今回は「ウセモノターミナル」を紹介させていただきました。心温まる物語が好きな方には是非オススメしたい作品です。興味を持たれた方は、よかったらプレイしてみてください!

それではよき脱出ゲームライフを(´・ω・`)ノ
コメント